ある夏のフィッシャーズ島の思い出/空閑俊憲 波打ち際にしゃがんで 海の涙を拾った それは塩の結晶にも似た 小粒の石英 丸みをおびた 純白と半透明とが混じった涙 しかし、塩のように辛くはなく 砂糖のように甘くもない 蝋燭の雫のようだ ぼくの心に 星屑の…
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